英会話は得意だからな

横浜駅からアメリカ人(推定)の男と、例によって美しくない(確定)女が乗ってきた。
ネイティブのぼくは「ペラペーラ Kannai Station ホニャララ Isogo Station」と聴き取れた。
ええ、磯子行きですとも。
アメリカ人はぼくの隣にすわり足を組んだ。
足首を自分のひざにのせる組み方。
ぼくのひざに、彼の足の裏が当たりそうだが当たらない。
彼女の方が彼に注意をした。
「ジョージ、そんな組み方をしたらとなりのナイスガイにぶつかるわよ」
そんなことを言っているように聞こえた。
彼の方は、「Oh sorry,very sorry.」
そう言いながら、こっちを見ている感じ。
「かまいませんよ」→英訳「…」
You’re welcome.
これは日本語ではどういたしましてだが、お礼を言われたのでもないし。
Never mind.
こんなフレーズあったなあ、いや、これは気にするな!みたいな意味かも。
You don’t touch me.
いや、Your shoes シューズは複数だから、doesn’tじゃなくて、うーんうーん。
目を合わせないようにして考えてるうちに、電車は関内に着いた。
I love you SAYONARA.

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