回数券のススメ

SuicaやPASMOが普及して回数券は影を潜めた感があるが、ここは割引乗車券の基本として再度検証してみよう。
SuicaやPASMO(以下IC乗車券)は鉄道事業者発行のクレジットカードと関連していない限り、無割引だ。
つまり、VIEWSuicaや民鉄各社のクレジットカードでチャージしないで現金でチャージしている限り割引は全くない。
一般的な回数券はあらかじめ区間を定め、その区間の運賃の10倍で有効期間3ヶ月で11枚。
3ヶ月以内に6往復すればいい(無割引で5往復)
ここでおすすめしたいのは、額面式回数券。
東京メトロ、都営地下鉄、横浜市営地下鉄、東急電鉄などで発行されている額面式のもの。
東京メトロなら1600円で160円区間の回数券が11枚発行される。
額面式は、どこの駅からでも乗ることができる。金券と同じなのだ。
これで160円区間はもちろん、190円区間に乗り越したときは30円精算すればよいのだ。
JRなどの回数券では、区間外の場合その駅でいったん下車したのと同じ生産額になる。

横浜→石川町 普通運賃150円。
この回数券で横浜駅で入場して石川町の二駅先の根岸で出場した場合。
横浜→根岸 普通運賃160円だが、石川町→根岸の普通運賃150円が精算額。
裏技としては、根岸で改札口で申し出ればはじめの回数券は使わなかったものとしてもらい、160円払って出場することもできる。
そうすればその回数券を無駄にしないですむ。
東京メトロの例
新宿→門前仲町 普通運賃190円
160円の回数券で新宿から入場した場合、門前仲町での精算額は30円だけ。
だから、額面式の回数券が発行されているのなら利用するべきなのだ。
東京メトロに区間はいろいろだけど3ヶ月以内に11回乗る見込みがあれば。
さらに、都営地下鉄以外は平日10〜16時に入場するか土休日終日の12枚の時差券、土休日と年末年始に利用できる14枚の土休券がある。
これら回数券は前述のクレジットカード関連付けのIC乗車券で購入することもできる。
さあ、3ヶ月先を見越してみよう。

金額式は乗り越してもよいが、区間式は乗り越すと羽田空港がらみ以外は損をすることが多い。
この例は、京急新子安→羽田空港 普通運賃440円
京急新子安→天空橋 普通運賃230円 + 天空橋→羽田空港 普通運賃150円
60円も安くなる珍しい例。
羽田空港は特別運賃なので、このようなことが起きるが一般的には損をするだけ。

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