中国でビックリしたこと

ビールは必ずしも冷えていない。
ホテルのルームサービスのメニュー(といっても出入りの居酒屋が持ってくるらしい)があった。
啤酒4元。
これだけは読めるようにした。
啤酒はピーチューと読み、ビールのことだ。
1元=12.5円だから、ビール1本なんと50円。
それも600mlだから、日本の中瓶500ml、大瓶635mlの間だ。
 
電話では頼めないので(中国ができないから)、メニューを持ってフロントへ。
ちょっとかわいいバイトのお姉ちゃんにボデーランゲージ。
そばにいたおっちゃんが、わかったと取りに行った。
冷えたものを取りに行ったのかと思ったら、なんと常温。
5元に値上げしているし。
 
寝台列車の車内販売にもビールはあったが、これも常温だった。
酒屋も常温で売っていた。
ビールが冷えていたのは、上海駅の近くの超市(スーパーのこと)と、新幹線タイプの車内販売。
新幹線タイプの列車の車内販売はたしか10元で、かなりぼっていた。
 
駅で指定席券を買うのに、1時間近くならばないと買えない。
おまけに、最前部の窓口に割り込みするやつが絶えない。
割り込まれないように、前後ぴったりくっついて並ぶ。
窓口では怒号が飛び交う。
券を売っているのは女性だが、マイクで負けていない。
銀行も駅の窓口も完全にガラス張りになっていて、手元しか開いていない。
窓口の手の部分がかまぼこをひっくり返した形にくぼんでいるのだ。
そこに、きっぷをポイッと明らかに投げる。
レストランでも箸を投げる、なんでも投げる。
日本人の感じが悪いのと違い、悪気はない。
銀行でも、両替したお金は投げてきたが、帰るときはバイバイと手を振っていた。
 
電車のホームでも並ばない。
混雑しているとさすがに降りる人を待つが、それは突進できないから。
基本的にはドアが開いたら、降りる人を待たないで乗り込む。
日本人なら、それは嫌な奴でわざとぶつかったりする奴だ。
あるとき気がついた。
中国人には悪気がなく、道ですれ違うのと同じなんだと。
道をすれ違うときには、肩がぶつからないようにすり抜ける。
電車に乗るときもそうするのだ。
 
ただ、さっさと乗らないと、乗ってる途中でもドアは閉まる。
さっさと降りないと、乗ってきてしまって降りられない。
もしかしたら、日本の方がみんなイライラしていてすぐにケンカになるのかもしれない。
 
中国でケンタッキーを何度か利用したが、どこも感じ悪かった。
明らかに不親切。困っていても知らん顔。
マクドナルドは利用しなかったが、おそらく同じ感じなのだろう。
いくら国民性といっても、国際社会では通用しない。

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