ビールと旅行

地ビール工場の社長と話をしていて、旅行会社といろいろ共通点があった。
ビールとひとくちに言っても、いろいろ種類があって、好みもいろいろ。
社長は世界中のビールを飲み歩いているわけではないし、世界一のビールが作れる技術や設備があるわけではない。
これをうちに置き換えると、ぼくがJR全線完乗しているわけでもないし、世界中を旅行しているわけでもない。
共に、趣味の範囲なら上がたくさんいるということ。
問題は、誰をターゲットに商売をするか。
 
うちの場合は、いわゆる鉄道マニアはお客さんにならない。
旅行会社の仕事は、時間と労力をかければ、自分でできることが多いから。
JRのツアーなどは、自社の鉄道が安いので、どうやってもかなわない価格設定をしてくる。
また、JRが臨時列車を運転してそれをツアーにすれば、ふだんは乗れないから高くても仕方がないから参加する。
引退した車両を利用したツアーなど、異様に高い。
 
親子丼で有名な玉ひでの社長が話していた。
うちは鶏料理屋なのに、親子丼ばかり売れて、親子丼のイメージになってしまった。
いっそ、親子丼をやめてしまおうかと思ったこともあるそうだ。
今は開き直ったというか、親子丼にも力を入れている。
 
旅行会社として、何が儲かって、何がやりたいのかはハッキリしてきた。
続けられるなら売れるものはなんでも売る。
しかし、ターゲットは忘れないようにしないといけない。

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