数年ぶりにガン検診を受けた。
胃ガン検診のしくみを考えてみる。
まず、発泡剤を渡され少量の水と共に飲む。
これで胃が膨らんで、レントゲンでは黒く映る。
続いてバリウム(硫酸バリウム)を飲むと、飲んだ部分は白く映る。
検査台に乗ってから、ぐるぐる回るのはバリウムをまんべんなく胃壁につけるため。
このバリウムがくせもので、おなかに残るとすごい腹痛を起こす。
その割には早期ガンや食道ガンは見落とされてしまうので、すべての検診を内視鏡検査で行っている病院もあるくらい。
以前受けた腸検査と比較しても、撮影までの前段階、下剤入りドリンクをたっぷり飲んで、何度もトイレに行って、あの作業の方がつらく、検査自体は意識もうろう、または眠ってしまってわからない。
胃と腸の内視鏡検査の違いは、口や鼻から入れるか、おしりから入れるかの差だけだ。
検査費用もほとんど変わらないらしい。
年間に被爆する放射線量の15倍もの放射能を浴びてしまうことも少し心配。
あと数年してさらにガン年齢に達したら、内視鏡検査に移行しよう。
その頃はもっと開発されて苦痛が減っているに違いない。
バリウムはだいぶ排泄されたが、おなかはごろごろいう(それはいつもかも)