イノシシの個体数が多くなってしまい、それは人間の都合かもしれないが、人間との共生が難しくなっている。
猟銃によるイノシシの駆除は危険が伴うために、最近はワナによる駆除がメインになっている。
命を奪った以上、食べなければいけないと思うが、食品衛生上いろいろな制約があって、食肉として流通していない。
愛知県で肉を流通させている団体があって、いろいろ勉強になる。
「駆除」と一口に言っても、個体数の減少や農林業被害の軽減に効果が上がる駆除をする必要があります。
中部猟踊会ではシマウリの残る仔イノシシは獲りません。
その理由は、「捕まらないイノシシを作らない」ためです。子どもは母親より警戒心が薄いため先に檻に入りますが、その時檻が閉まってしまうと母親はそれを見て檻が危険であることを学習してしまい、以後檻には近寄らなくなってしまいます。
更に、それが春先であると子どもが捕まって母乳を与える必要がなくなった母親は、体力が回復し秋にまた子どもを生み個体数の減少にはつながりません。
むしろ、学習した母親が子どもを檻には近づけないようにし「捕まらないイノシシ」が出来てしまいます。
また、農作物被害を起こしている個体を確実に捕まえることが被害の軽減に不可欠です。
この夏狩猟免許をとって、冬から猟に出られるかもしれないがいろいろな問題を考えながら道を探してみよう。
海が好きだったのが、もしかしたら山に縁があるのかもしれない。