東武動物公園

1981年3月に埼玉県に東武動物公園が開業した。
開園と同時に最寄り駅の杉戸駅は東武動物公園駅に改名され、営団日比谷線の直通運転区間も北春日部から二駅延長されて東武動物公園になった。
小学生だった当時、さらにオトナになるまで単に動物園に行かれるように便利にしたのだろうとぼんやり考えていた。
ところが現実的に考えると、北千住から日比谷線だと各駅停車なので56分前後かかり、急行に乗り換えれば(当時は準急)で35分となると、乗り換えない人の方が少ないだろう。
そうなると、乗り換えなしに都心(日比谷線)から行かれるという利点ではなかったのだ。
ギュウギュウで読みにくい
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東武動物公園行きは、1時間に数本しかなかったが、それでもその電車が来るたびに、「まもなく東武動物公園行きが参ります」「東武動物公園行きがまもなく発車します」
これらのアナウンスがすべての駅、すべての電車で流される。
一日に何度東武動物公園という名前が流れるだろう。
日比谷線に毎日乗る人で東武動物公園を知らない人は100%いない。
名前は知っているものの、実際に行ってみると、かなり遠い。
駅は東武動物公園でも、駅から動物園へは徒歩で15分(バスもある)かかる。
毎日他社の電車が自社の施設を宣伝してくれている状態だったのかと深く納得した。

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