この春のダイヤ改正でブルートレインが廃止になったと報道されている。
ブルートレインとは、青い客車の寝台特急をまとめて名付けたもので、夜行列車の一部ともいえる。
夜行列車も毎年削減されて、定期列車(毎日運転)は全国で3本(4本)だけ。
定期列車(原則として毎日運転)
急行はまなす(青森=札幌)
リクライニングシート、カーペット、寝台車を連結した青い客車。唯一の定期急行列車、でもある。
青函トンネルの新幹線工事で運休期間があり、近いうちの廃止が決まっている。
寝台特急サンライズ出雲・瀬戸(東京=出雲市・高松)
A寝台個室やB寝台個室、カーペットののびのび座席(座席じゃないのに)など連結の、電車寝台。
機関車が客車を牽引するのではなく、モーターがある車両とない車両で構成される。
比較的乗車率もあるが、試験的要素でつくった車両のまま増備もされず。
不定期列車(年末年始、お盆などのみ)
寝台特急カシオペア(上野=札幌)
一編成しかないので、毎日運転はできない。すべてA寝台の豪華列車。
9月に廃止される予定。
寝台特急北斗星(上野=札幌)
廃止はされたが、8月までは臨時列車で運転される。
快速ムーンライトながら(東京=大垣)
昔のL特急で使用された特急型電車で運転され、リクライニングシート。
季節ごとに運転期間が短くなり、現在は最繁忙期に二週間前後運転されるくらい。
快速ムーンライト信州(新宿→白馬)
やはり昔の特急電車で、下りのみ運転。主にアルプス登山のための列車で、最繁忙期の週末に運転。
現在運転されている夜行列車はたったこれだけ。夜行列車天国だった北海道も数年前に全廃、九州はななつ星があるが、あれは周遊列車で不定期なので性質が違う。
夜行列車は停車駅はすべて駅員が起きているし、人件費も多くかかり、昔のように鉄道はいつも満席のような状況でなければ難しいだろう。新幹線や航空機が発達して、数時間で行かれるところを一晩かけていく人も少ない。
外国にはまだまだ寝台列車は残っているので、アジア諸国に乗りに行く予定。日本の寝台列車の中古車も走っている。