JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の施設が一般公開された。
団体なら随時、個人は一ヶ月に一度見学することもできるが、今回の目玉はこれ。
学術研究船「白鳳丸」
操舵室回りがこの船に似ている。
東海汽船「さるびあ丸」
調べてみると、やはり同じ三菱重工業下関造船所だった。
乗り込んでみると、客船ではないので余計な設備がない。
作業内容も難しくよくわからない。
実験室も公開されていた。海水、作業用など蛇口がいくつもあったのが印象的。
主任研究員室
操舵室も公開
もうひとつの目玉は、有人潜水調査船「しんかい6500」
名前の通り6500メートルまで潜ることが可能で、現在世界第二位。
世界第一位はロシアに支援してもらって作った中国のもので、深さでは負けているものの、性能は比較にならないくらい。
小型船舶に分類されるのか、船検(小型船舶検査機構)を受けている。
母船の「よこすか」に積まれて現場に行く。
通常潜航時間は8時間で、6500メートル潜るにはタンクに少しずつ水を入れて下降に2.5時間、海底での作業を3時間、そして上昇に2.5時間。
JAMSTICのWebサイトより
母船上での上げ下げの練習用のしんかいの模型があった。
このしんかい6500には、しょこたんこと中川翔子さんも乗り組み、5300メートルまで潜ったことがあるそうだ。
深海に潜ったタレント・中川翔子が深海6,500mで経験した思いがけない出会い
これほどの最新技術をもってしても6500メートルまでしか潜ることが出来ない。
世界一深い、マリアナ海溝はおよそ10900メートル、伊豆小笠原海溝も10000メートル近いとされているので、未だ到達できていない。
さまざまな施設の中で、もう一つ興味を持った施設がこちら。
高圧実験水槽装置。水深14000メートルまでの環境を作ることが可能で、深海でのシミュレートを行っている。
地球の半分以上を占める海にはまだまだ解明されていないことが多く、若いときに何かの出逢いがあれば、大学で勉強したくなったかもしれないなあ、とぼんやり考えながら帰る。
京急バスの無料送迎、行きも帰りも座れず。所要時間10分くらい。
西鉄バスのような西工ボディ、日産ディーゼル車