小浜温泉郷に宿泊して、普賢岳に向かう。
雲仙温泉を通ってみると、箱根によく似ている。
温泉の硫黄の臭いがして、比較的新しいホテルも建ち並ぶ。
一方通行の道路は先に仁田峠第二展望所がある。
(画像はすべてクリックで別ウィンドウで拡大)
平成3年の噴火によってできた、平成新山(溶岩が流れた跡が見られる)
熊本、その先は阿蘇方面
さらに5分ほど車で走ると、仁田峠がありロープウェイの駅もある
少しずつ植物が育っているのがわかる
売店、ロープウェイ駅を兼ねたよくあるスタイル
雲仙ロープウェイのニューキャラクターのじいさん…その名をロージィ
ヒモを引くと熱くなる、一時はやった駅弁と同じ噴火まんじゅう
深江町立大野木場小学校
現在は南島原市立になり、別なところに建っている。
1991年(平成3年)9月15日18時54分に発生した、雲仙普賢岳の大規模火砕流によって全焼した。
ガラスがないのは、火砕流の影響ではなく、その後の人為的なものらしい
火砕流と共に強烈な熱風(サージ)が吹き荒れ、砂場の木枠は焦げている
燃えてしまったかと思われたイチョウは見事に復活し、島原の復興のシンボルになる
床材は溶けてなくなった理科室
校舎の横に立つ大野木場監視所
パンフレットダウンロード(PDF)(国土交通省)
館内の様子はパンフレットをご覧いただくとして、展望スペースからの景色
この建物の目的は普賢岳を監視すること
現在も砂防工事が行われている
これで流木や大きな土石を止めて、下流への被害を小さくする。
監視所は文字通り監視することの他に、工事関係者の避難施設も兼ねている。
そして、土砂災害が起きた場合には無人の工事車両を遠隔操作する場所としても機能する。
噴火の危険ではなく、大きな地震が起こると斜面が崩壊し、大量の土石流が下流に流れてくるのを防ぐ砂防工事を行っている。
道の駅みずなし本陣
普賢岳の火砕流で深刻な被害を受けた深江地区にある道の駅。
普賢岳災害記念館、土石流被災家屋保存公園を併設している。
ふと見ると、家が埋まってる…
火砕流・土石流の映像が公開されている。
火砕流は温度数千度で、時速100キロにものぼる。
(道の駅みずなし本陣より)
建物の中で保存してあるものもある(一棟だけは移築)
土石流被災家屋保存公演パンフレット(道の駅みずなし本陣)
一連の噴火災害で、死者・行方不明者44名、建物の損壊2611棟、被害額は2299億円という甚大なものだった。
道の駅夕陽が丘そとめ
風光明媚な道の駅だが、土砂降りで何も見えず。下に見えるのは、遠藤周作文学館。
予定を変更して、佐世保で宿泊することにする。