台湾の鉄道

次のツアーとして、みんなで台湾の鉄道に乗りまくろう、を考えた。
今まで何度か台湾を鉄道で一周しているが、ただ一周するだけではつまらない。
今回は貴重な車両に乗る、ということに主眼を置いた。
どうしても乗ってみたいのが、これ。
EMU300型特急電車
EMU300
1989年イタリアソシミ社ミラノ工場で作られた車両で、なんと吊り掛け駆動。
吊り掛け駆動とは、台車にモーターが乗っていて、モーターの歯車と車輪の歯車が直結している。
乗り心地が悪く、うるさいので日本では昭和30年代の開発からは使われていない。
今では、電気機関車や路面電車、ごく一部の古い車両にしかみられない。発車すると特有の低い音で、ンゴ~という音でスピードが上がるにつれてどんどん音が高くなる感じ。日本で最初の電車特急こだま号(新幹線ではない)は既にカルダン駆動になっていたので、日本では吊り掛け駆動の特急電車は存在しない。大げさにいえば、昔懐かしい茶色い色の電車の特急電車のようなもの。
台湾でもこの車両は積極的には運用されておらず、もはや一日一往復なので絶滅危惧種。
先代のEMU100型は既に引退してしまってイベント列車でもないと走らない、あるいはもう走らないので貴重な存在。
この車両に乗ることを最大の目標に台湾に出かけよう。

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