イチボなるものを飲食店のメニューで見かけるようになった。
昔なら、ランプ(尻の肉)で終わったものをより細分化してイチボなる部位を生み出した。
その他にも、カイノミだのカメノコだの訳がわからない。細分化して一頭からわずかこれだけしか取れない、と希少価値をあおる。細分化するのだから量が減るのは当然じゃん。
そんな中、いつものチェーンの居酒屋でイチボ肉のすき焼きを食べた(今月2回目)
塊のお肉はおいしいのだが、冷凍肉なので(決めつけている)やっぱりぱさついて味が抜けている。
謎のふわっとなるものがあるが、これはおそらく卵の黄身を使って残った白身を泡立てたような業務用の代物だろう。このお店はつくねがイチオシで、卵の黄身が添えられてくるが、その白身かと思うのは間違いで、チェーンの居酒屋はそんな面倒なことはしない。すべてが業務用、またはセントラルキッチンで作られてくる。
お通しのサラダにワンタンの皮を揚げたようなものが入っているのだが、これが業務用なのかさすがに店で揚げているのか聞いたことがある。お店で揚げているそうで、他の店舗に行くと大きさや味わいが違うと声をかけたおねーちゃんが教えてくれた。
このすき焼き、これで1000円前後なので、うちで食べたらもっとおいしいのに、といつもの感想。
玉子はつくねの卵黄をとっておいて食べる、だってついていないから。
焼いてから割り下を入れる。割り下は意外に甘くなくておいしい。今思うとこの泡は煮え手も固まらないので卵の白身ではなさそう。