岡山電気軌道、岡電でGO!
車内で一日乗車券を購入
岡山駅から清輝橋、岡山駅から東山の2系統。
100円区間で利用する場合は、乗車時にもICカードをタッチする。
一乗車は140円で一日乗車券は400円なので3回乗車するとお得になる。
岡山駅前→大雲寺前
今夜のホテルに荷物を置いて、再び出発。
大雲寺→清輝橋
8501号車は7900形電車に分類され、元東武鉄道日光軌道線車両の主電動機を流用して、台車は新製されている。
特徴的なのは一般的な路面電車は進行方向左側のドアから乗り降りをするのだが、道路の中央にホームがあって、上下両方の電車に乗り降りできるセンターポール方式であること。
清輝橋で降りるも、とくに周りに何も見当たらないので再び乗車。
清輝橋→柳川→東山
東山おかでんミュージアム駅でチャギントン!!
再現度がかなり高い。デザインは岡山市出身のあの水戸岡鋭治氏。
総工費はおよそ5億円。路面電車につきもののバックミラーがなく、カメラによるモニターになっていて、運転席が1m高いことから専属の運転士が運転するそうだ。
乗車には予約と専用乗車券が必要で、おとな3400円、子どもは1歳から1900円と少々お高め(土日・休み期間などはそれぞれ100円アップ)
乗車運賃の他、車内イベント、乗車記念カード、ミュージアム入館券、一日乗車券がついている。
岡山以外から行く場合、チャギントン列車は全線走るので、もう一日乗車券は必要なさそう…
7200形は元3500形で、3500形は元大分交通別大線500形の機器流用車。
3000形電車は元東武鉄道日光軌道線100形。
3000形は現在2両在籍し、水戸岡鋭治氏がデザインした車両(KURO)がある。
非冷房車のため、夏季は運転されない。
この7102号車は車体は新しいものの(といっても1980年代)足回りはなんと昭和41年に廃線になった、秋田市電200形。
これで岡山電気軌道はすべて全線乗車。
市内中心部に向かい、市内観光をしよう(しなくてもいいのだが)
車庫にいた7202号車と同様、元大分交通別大線500形。
気になったパンタグラフ
六代目社長の石津氏が考案した石津式パンタグラフ。通常はバネや空気圧で上に押しつけるが、おもりをぶら下げてその力で架線に押しつけるしくみ。簡単な構造でメインテナンスが容易だが、高速走行では離線してしまうこと。採用されているのは全国的にここだけ。
岡山表町商店街
西大寺町で下車。電停すぐから商店街が展開。全9商店街で岡山表町商店街を形成している。
7月にキャンペーン、ここで歌ったらしい。
大正10年頃、景気が悪くなったり、社会不安が募ってくるとその悩みを飲酒に逃れる人が増えていったそうです。このことに愁いた禁酒運動家の成瀬才吉と河本正二氏が、当時の資産家であった綱島長次郎氏を設立委員長にし 禁酒運動の拠点「岡山禁酒会館」の建設に乗り出しました。
おかやま観光ネット
木造3階建で、寄棟造・スレート葺(一部鉄板葺)の屋根は3階部分で腰折れ風に処理されています。ドイツ壁風と白タイル張を組み合わせ垂直性を強調した正面の意匠と相俟って、市街地の歴史的景観の象徴となっています。 岡山禁酒会館は岡山空襲を免れ、平成14年9月に国の登録有形文化財に指定されました。
現在、野外広場でライブや劇等が開かれ、屋内の部屋は、教室・会議・集会の目的で一般の方に提供しています。
岡山城、後楽園方面へ
気温は30℃を軽く超えて33℃くらい、ひどい暑さ。川に入りたい。
天下人となった豊臣秀吉に身内並みに厚遇されて大大名となった宇喜多秀家が、秀吉の指導を受けて築城し、8年の歳月を費やして建造され慶長2年(1597)に完成した岡山城。
岡山城Webサイト
地図でわかるように旭川を外堀に利用している。
後楽園の入園料400円、岡山県立博物館とのセット券は520円。
東京ドーム3個分らしい。東京では当たり前の表現だが、関西では琵琶湖○個分というらしい。いずれにしてもピンとこない。
電卓で133000√と押すと364.6ということは、364mの正方形と同じ面積。少し速く歩いて端から端までおよそ5分かかるということ。
案内図の通り素直に歩く。世界各地の外国人が多い。
池田綱政の子、継政がつくらせた約6mの築山。
後楽園に訪れて最初の居間として、代表的建築物。
邸内を水路が流れ、石が配置してあるのは珍しい。足湯場みたいな感じ。
だいたいすべて見学したが、とにかく暑い。
園内は茶畑があり、田もありなんとも豊かなところ。
違う出口からは、目の前が岡山県立博物館。
ものみゆさんと読むと、気晴らしにいろいろと行楽にでかけることで、ゆうざんと読むと、山野に遊ぶ意味になる。
家庭にはガイドブックが普及してきた、という少し無理な感じがする展示。
江戸時代の旅の仕方など展示がしてあるが、私物も多いのか撮影禁止。行き倒れになる人も少なくなく、そのときの飛脚に渡した手紙なども展示されていた。
そして…
どこかの学生さんたちが職業体験で企画・展示をしたと書いてあった気がする。
せっかくなのですべて記録してきた。
春川ますみさんに似ている。白手袋だから、バスガイドさんか遊覧船のガイドさんか。
涼しくてひと気がないので快適。博物館は好きなのでじっくり居座る。といっても、展示物は少なめなのでそうはいられない。
博物館のWebサイトにも展示内容が記載されていないので、もう思い出せない。撮影禁止で写真も撮っていないし。内容はごく一般的な公営博物館。可もなく不可もなく。一度は行く価値があるけれど、二度はないレベル。
中心部を走る電車、バス
コンビニで飲み物を買ったり、暑くてひーひー言いながら町を歩く。再び電車に乗って東山を目指す。(魚が充実したスーパーがあったから)
進んでいない方の目が開いているのは運転席だから仕方がないが、反対だ。
岡山県の宇野を走るからではなく、創業者の名前。天井のランプと独自の経営が特徴。
両備ホールディングスの中核事業で、天満屋とは岡山の老舗デパートに入っている、天満屋バスステーション(通称天満屋バスセンター)を表す。場所は違うものの1949年に運用開始。日本で最初のデパートに入るバスステーション。鹿児島には山形(やまかた)屋バスセンター、広島そごうの中には広島バスセンターがある。
元呉市電700形702号車の機器を流用して車体は新製で昭和61年に登場。
中心地に戻り、買い物をしたりブラブラして2時間、早めにホテルに戻る。
ホテルでの楽しみ
現地のテレビを観て(特にCM)、ご当地もので飲む。
四角い氷ではなく、まん丸のドーナツのようなおもしろい形の氷。
いよいよ明日は旅の最終日。