小倉から門司港行きに乗車。終点門司港で降りる。
駅からすぐのところに九州鉄道記念館がある。
入場料の割引案内を見ると、JRのおかえりのきっぷで2割引(60円引き)
それなら駅で買ってこようということで、先に門司港に行く
旧門司税関
税関の資料館は横浜にもあって、一通り展示を見たことがある。内容はよく似ていて、税関の役割、押収品などの展示だった。
奥にフルーツパーラーのようなお店がある。店頭で果物を売っていたが、思いがけず安かった。
税関に関心がなければあまりおもしろくない展示。
12月に来たときも撮影した、北九州市内電車。昭和12年製(父と同じ年)
前回行きそびれた、門司港電気通信レトロ館
ピンク電話と公衆電話は、交換局から課金信号が送られて、それを受信すると10円落ちるしくみだった。だから電話料金が上がっても下がっても電話機は何もせずに対応できる。
実際に動く交換機
おねえさん(40代くらい)が使い方を教えてくれた。昔、逓信総合博物館(東京大手町)で見たこと、遊んだことがある。
さぞかしボロ儲けをしたであろう携帯電話もある
刑事ドラマで出てきたポケットベル。のちに文字が送れるようになり、女子高生が持つようになる。
開業したときに持っていたPHS。PHSでも最初は5万円近くかかった。
高くかかった割に、最初は全然つながらず。自宅で使えずがっかり。
電話工事の人が持っていたやつ
なかなか充実した。東京にはもっとたくさん展示してあるNTT技術史料館を紹介してもらった。
栄町銀天街
眠らない商店街というコンセプトで、このあたりの名物を冷凍販売している酒店。
暫くの間が20年以上経っているらしい。
人通りは少ないが、少し活気がある商店街。
今日の本命、九州鉄道記念館へ
金網があるので、撮影が難しい
運転席には入ることができて、機器が動かせる
すぐとなりに線路があり、小倉総合車両センター 門司港車両派出の車両が見える
右がオリジナルで、左のように改造された。デコが広くなった。
大宮にある鉄道博物館と同じようなミニ車両が走る。300円で運転することができる。
JR九州らしい車両だが、今日はこれだけ。
運転区間を鹿児島本線の門司港―折尾間に拡大し、プロフェッショナル・ノーマル・ビギナーの3モード、一回100円。
新八代駅の模型がある。この頃、父を連れて九州旅行をしたときに、新八代駅前の東横インに宿泊したことがあったが、駅が開業したばかりでコンビニもなく、なにか食べたい人は駅のうどん屋しかないという状況だった。実際に、ホテルのフロントでも駅の中のうどん屋さんしかと案内していた。いまはコンビニくらいはできている。
今見ても飲食店はなかった。不便なところは夕食カレーサービスをしているが、やっぱりやっていた。
thttps://www.toyoko-inn.com/search/detail/00155/service/breakfast
操作方法はよくわからないが、タブレット交換に使う駅にある機械。金属の丸い切れ込みのはいったものを入れて、ガチャンとやるとチンチンとベルがなって、どうにかなる。簡単にいうと、それがないとポイントが切り替わらない、信号が青にならない。つまり、単線区間に一本の列車しか入れないようになる。いまは電子的に処理して一本しか入れないようになっている。
列車の位置などを知らせる情報盤が縦に展示してあった。見にくい。
自販機スペースに787系ビュッフェにあったテーブル
787系のビュッフェは廃止され、普通車に改造されている。宮崎に行ったときに自由席になっているので乗車した。足元が広くて快適。
鉄道模型ジオラマの運転時刻になった
時間を少しすぎるとおねえさんがやってきて、ジオラマのある部屋の鍵を開けて案内をすると、なにやらボタンを押して部屋を出てきてしまった。完全自動運転らしい。
コンセプトはJR九州で、博多を中心に鹿児島中央駅、肥薩線などをその路線に対応した列車が走る。九州新幹線ももちろん走る。
鉄道模型ジオラマといえば、ポイントを切り替えたり、速度を調整したりしていたが、なにもない。自動化されてボタンしかない。
なかなか充実してよかった。運転開始のアナウンスもないので、終わった頃に子連れがやってきた。うるさくなくてよかった。
最後に屋外の展示車両に行こう
目玉車両はこれ581系。世界初の昼行夜行寝台列車。昼間は特急、夜は寝台列車として24時間使おうと計画された車両。
下段は寝台幅が広いので、中段・上段より1000円高かった。
座席は特急なのに向かい合わせ、リクライニングもせず。昼間の特急車両としてはハズレ車両。このスペースにベッドが三段セットされるのは圧巻。
近郊形改造された車両だった!
715系らしい。
寝台特急列車だった車両を近郊形に改造したという、歴史に残るような魔改造。普通列車なのにトイレが2つあったり(1つはたしか使用せず)出入り口が2つしかないので遅延が発生してしまい、地元では必ずしも人気はなかった。
左の先頭車を活かした改造をしたものを、また元の寝台特急に復元したが、車内はそのままだった。それはそれでおもしろい。右は不足した先頭車を作り出した食パンのような顔の車両。
完全に書き換えた跡がある。
もう一両の寝台特急車両14系
長崎大学の受験のときに乗ったことがある。夕方17時頃出て長崎に昼前に着くというのんびりぶり。
車内には入れず。
クハ481-603
一時期真っ赤に塗られていたはず。
キハ07-41
戦前の代表的な機械式(クラッチで変速する方式)気動車で、連結運転の時は双方の運転士が合図しながら走っていました。昭和27年にガソリンエンジンをディーゼルエンジンに変更。
この車両は昭和32年に豊後森機関区に配置され、宮原線で使用されました。昭和44年に引退となり豊後森機関区や大分運転所で大切に保管されていました。戦前に製造された同型車で原形を保っているのはこの車両だけです。(九州鉄道記念館より)
北九州電化で使用する交流電気機関車として登場。暖房用ボイラーを載せているため、車長が長く中央に動力の伝わらない中間台車があるのが特徴です。
暖房が蒸気から電気に変わり、ボイラーも不要となったため、旅客用に限定する必要もなくなり晩年は貨物列車にも使用されていました。この車両は試作機関車で他の同型機とは若干趣が異なっていますが、九州初の交流電気機関車として北九州市門司区の老松公園に保存されていました。(九州鉄道記念館より)
関門トンネル専用に配属されたが、晩年は全国に行き最終的には身延線、飯田線などに転属して1983年に廃車になった。
C59-1
SLはあまり興味がないので乗りに行くことがない。だいたい、SLに乗れるのではなくSLが牽引する車両に乗ることができるだけで、いちばん前にでも乗らないとSLが牽引している実感はできない。なにもわからない小さな子どもを乗せて喜んでいる親が多いし。
他のJRの大々的な博物館に比べると見劣りするが、なかなか楽しかった。車内に入れればもっとよかったのだが。
帰りは平日一日一本の遠賀川(おんががわ)行き
LED式の方向幕(幕ではないが)はシャッター速度を落とさないと↓こうなる。これで60分の1くらい。
座席を減らしたオールクロスシート。
日田彦山線だろうか。
小倉駅を一駅乗り越して、西小倉駅で降りて地域クーポン券でスニーカーを買って帰る。