NTT東日本と西日本で提供している光回線フレッツひかり。少し複雑でわかりにくかったので整理。もともとはNTTの回線につなぐプロバイダーがあって、それを消費者が選ぶイメージだった。回線はNTTから電話といっしょに請求が来て、それとは別にプロバイダーから料金の請求が来た。
今でもこの販売もしているが、主流がかわりつつある。それが、フレッツコラボレーション。NTTは回線を再販していて、回線はフレッツだが、事業者が自社のオプションと組み合わせて販売する。楽天ひかりなどがそうで、利用者は楽天と直接契約して、NTTはひかり電話を利用しないと契約にNTTは出てこない。
そして、変更するときの名称がややこしい。プロバイダーをどこかで利用していて、フレッツ光としてNTTと契約していたが、プロバイダーを変更するのが転用。また、フレッツ光を利用していて、光コラボレーション事業者に変更するのも転用。
楽天ひかりを利用していて、ビッグローブひかりに変更、光コラボレーション事業者を変更するのが事業者変更。楽天ひかりを利用していたということは、フレッツ光を利用していたことになるので、ビッグローブに変更してもONU（終端装置）などは変わらない。今住んでいるマンションのオーナーが変わり、家賃を払うところが変わるのと似ている。
サブスクリプションで毎月4000円以上支払うことになるので、事業者にとってはうまみのある商売なのか、高額なインセンティブ（お礼）をつけることが多い。今回は12ヶ月利用すると57000円もいただける。それでやめたら1年間無料で使わせるようなもの。必ずしも1年でやめるとは限らないから、という目論見なのだろう。
1年経ったらまた考える。
