先日新潟で乗った、GV-E400形ディーゼル機関車は小海線などで走るハイブリッド車両とは違った。
この車両はコマツ製などのディーゼル発電機で発電し、モーターで走る。ハイブリッド車両ではないのが、リチウムイオンバッテリーを搭載していないこと。つまり、走る以上はずっとエンジンを回転させなければいけないこと。ハイブリッド車両はバッテリーを積んでいるので、バッテリーが充電されればエンジンを止めることができる。
似ているようで大きく異なる。ハイブリッド車両は当然車両の構造は複雑になるし、車両の重量も重くなり、車両価格も高い。GV-E400は電車に発電機を積んでいるものなので、既存の電車と同じメインテナンスができたり、車両価格も抑えられる。その代わり、エンジンをつねに回しているので環境には優しくない。
さらに男鹿線に走る列車は、蓄電池で走るもので、架線があるところは普通の電車と同じ、非電化区間はすべてバッテリー駆動する。終点に着いたら、急速充電する。
これは比較的短い区間でないと運転できないので、どこでもというわけにはいかないが、これはこれで需要がある。
ディーゼル気動車ファンとしては、ハイブリッドの走行音はエンジン音がする電車でつまらないし、電気式ディーゼル気動車もエンジン音がする電車でなんかちょっと違うなという感想。
ディーゼル気動車自体はなくなることはないが、走行音に関してはだいぶ変わりそう。