水族館のイルカについてショッキングなこと

水族館の花形と言えば、イルカショー。
そのイルカについて、誤解というか知られてない結構ショッキングな記事を目にした。
 
2009年末、全国の水族館にイルカは273頭いました。
一方、死亡数は29頭。一割以上の個体が死亡してしまう。
動物園などでの大型動物で、一年で一割減少してしまうのはかなり珍しい。
 
減少した分どうするか。
野生のイルカを連れてくるのだ。
例の映画のイルカ漁には水族館の職員が来てイルカを引き取ってゆくことも少なくないらしい。
 
イルカは水族館で繁殖しているのでは?
こんな風に思っているのも実は誤解というか、だまされている事実があった。
イルカの雌雄どちらかは水族館にいたものでも、相手はほとんど野生のイルカ。
そして、2009年内で11例(少ない!)の繁殖の内訳は、流産死産6頭で正常に生まれたのはたった5頭。
さらに、初期死亡率は高く、2009年末には5頭から2頭になってしまった。
つまり、水族館で繁殖させるのは至難の業だということ。
 
水族館ではイルカショーを続けてゆくために、野生のイルカをどんどん補給しているのだった。
クジラを捕るなとか、イルカを食べるなということと同時に、イルカショーも動物虐待なのでは。
イルカ(生物分類ではイルカはクジラの小さいもの)やクジラには、かわいいなどということより遙かに深い闇がある。

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