ガソリン税とは、正式には「揮発油税及び地方道路税」を総称している。
本来は、揮発油税24.3円、地方道路税4.4円 。
揮発油税は元々(といっても大昔)一般財源だったが、昭和29年から道路特定財源になった。
つまり、道路などを作るための税金。地方道路税は、国税で全額地方自治体に分配されてやはり道路を造るための税金。
しかし、昭和49年から数回暫定的に、租税特別措置法第八十九条第2項によって引き上げられ、
現在は、揮発油税48.6円、地方道路税5.2円の合計53.8円。
つまり、150円のガソリンのうち53.8円が税金になる。
暫定的 ということはいつまでなのか。もうすぐ期限がやってくる2008年3月31日。
いまや道路特定財源は余っている状況。この暫定措置は文句なく戻すべきでしょう。
ちなみに、トラックは一般的にはディーゼル車で軽油を入れている。
軽油には軽油取引税がかかっており、これは一律32.1円。地方の道路財源になっている。
トラックの方が高速道路を利用するようだが、燃料からの税金では負担していない。
延長するのをやめると、年間3兆円程度のガソリン税が半減してしまう。
半減する、で済ませるのかどうか。どこからか持ってくるのだろう。
無駄をなくす、という発想はないだろうから。
特に車を持っている人はガソリン税の暫定措置が、延長されるか廃止されるかは関心を持ちましょう。