思い起こせばいつも居場所がなかった

小学生の時の頃、中学受験の走りで進学塾に通っていた。
その名も四谷大塚。
今思うと、大江戸線の駅名のようだ。
大江戸線は駅名をつけるときにもめて、二つの町名をつけている駅が多い。
落合南長崎、若松河田、清澄白河…
清澄白河は、清澄白河にするか白河清澄にするかもめたらしい。
 
中学校はそれなりに居場所はあった。
でも、六本木の中学なのに深川から通っていた。
高校受験に失敗し、染まりながらも溶けこめず。
大学に入っても仮面浪人。
授業に出ることもなく受験勉強をしていた。
大学時代の友達はひとりもいない。
 
大人になってジプシーのように転々としているので、いつもよそもの。
横浜が好きで住んだものの、隣の人の顔も名前も知らない状態。
いっそ三宅島に住もうか、伊東に住もうかなどと考えてみてもそれは非現実的。
 
いろんな問題を抱えて、どこが居場所なのだろう。
ずっと昔、浜田省吾のアルバムに「Promised Land」約束の地というのがった。
人はいつか約束の地を見つけて、約束の人と巡り会うのだと。
約束の地はどこなのだろう。

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