ニュースを見ていると信じられない事件が多すぎます。
弱いものに対する執拗な攻撃、ココロが病んだ人が多いと感じます。
福祉というと、老人介護、障がい者福祉を想像しますが、最近は精神医療の福祉も重要になってきています。
実に日本人の16人に1人がうつ病にかかるといわれています。
遺伝的要因、育った環境、その人の気質いろいろに原因はありますが社会の構造にも問題があると思っています。
それは教育かもしれないし、行政や政治のせいかもしれません。
一番重要なのは、うつ病にかかってしまったときのこと。
精神科に通院する、一般の人には偏見に満ちた世界、ふつうじゃない人が通うなどと思ってしまいます。
内科に通院するのは抵抗ないけど、精神科に通院するのは抵抗があります。
ほんとうは精神疾患は脳の病気であることも多い。
頭が痛いから脳の病気を診てもらう、それと何ら変わりありません。
そんな差別に満ちた精神医療の世界を抜本的に改革しなければならない時期に来ていると感じます。
誰しもがココロに元気をなくして、いつうつ病になるかわからない時代に体の健康と同等にココロの健康も必要なのです。
いろんな悲しい犯罪、悲しい事件が起こるその背景にはココロが病んでいるという大きな原因があると思っています。
病院だけではない、どこか病んだココロを回復させてくれる場所が必要だと思います。
目に見えない心こそ、共有する必要があるのではないか、それが人に対する優しさなのではないでしょうか。