中小企業のために、無担保無保証で融資をする目的でつくられた新銀行東京。
資本金のほぼすべて1000億円を不良債権化して、追加投資400億円がほぼ決まりそうだ。
都議会では与党自民党が賛成、公明党が条件付き賛成をしているのでもう決まるのだろう。
何を根拠に賛成なのだろう。
黒字転換するとでも思っているわけではあるまい。
そもそも経営能力がないから資金不足に陥るのであり、そんな無能な企業に1000億円も融資、いや差し上げてしまったのだ。
追加融資が決まれば1400億円の税金が投入される。都民が一人あたりほぼ1万円負担する計算になる。
本当に実直な経営をして資金繰りがどうしようもなくなったところもあるだろうが、もう倒産しかない状況で借りられる(もらえる)ものはもらっておこうと融資を受けたところが多い気がしてならない。
世論の7割が追加融資に反対をしているのに、どうして都議会議員は賛成してしまうのか。
都民の利益ではなく、自身の支援団体、政党の都合ではないか。
国政とのパイプも必要だろうが、本当の意味で地方議会にいわゆる自民党や民主党などの巨大政党が必要なのだろうか。
それは民意ではなく、党意ではないのか。
都民はばかにされていないか?