台風といえば、大学時代に日本に大きな被害をもたらした台風19号を思い出します。
風台風で、青森の収穫前のりんごを落としてしまって話題になりました。
広島市内は「塩害」で大規模停電が起きました。
塩害とは、送電線のガイシに海の塩分を含んだ雨風が降り絶縁状況が悪くなってしまうことです。
ガイシとはセトモノでできたこれ。
この溝がより深い塩害対策用に代えるまで停電が多く、3日以上連続した停電はパニック状態でした。
ごはんは炊けないし、ロウソクなんか用意していないし。
ガスコンロの火は光ではなく熱に効率的に変換されていて、まったく明るくないのです。
真っ暗なところでガスコンロをつけてみるとわかります。まったく明るくならないです。
デパートはロウソクとお弁当はすべて売り切れ、仏具店のロウソクもすべて売り切れたと報道されました。
当時、パーマをかけていましたが、ドライヤーが使えないのでのばすことができず、チリチリの頭でバイト先の専門学校の授業をしました。
同じ職場の先生は、ビデオデッキからレンタルビデオが取り出せなくなって、市内中心部にあった学校に車でデッキごと持ってきてコンセントに刺して取り出したと言っていました。
電気がないと想像できないところで困ったことが起こります。
まさに想定外でした。
台風が来るといつもあのときのことを思い出します。