かなり久しぶりに本厚木にやってきた。
本厚木といえば、同級生の鉄道ファンは千代田線の直通運転の終点として名前を覚えた。
いままで地下鉄が直通するといえば、各駅停車ばかりで、せっかく地上に出てもノロノロ走っていたイメージだった。
ところがこの乗り入れでは、準急本厚木行きだったのだ。
反対に小田急沿線の人は、準急綾瀬や、準急我孫子なのだろう。
さらに、地下鉄が本厚木に乗り入れる以上、小田急の車両が地下鉄に入ってきた。
相互乗り入れは、乗り入れた区間が同じキロ数になるようにダイヤが組まれているのだ。
たとえば、東京メトロの車両が小田急線を走れば、小田急の収入になる。
だから、東京メトロの車両が小田急の線路を走ったキロ数を、小田急の車両が地下鉄を走るのだ。
東京メトロが本厚木を一往復すると、小田急が代々木上原と綾瀬を何往復もしないと同じキロ数にならない。
だから、小田急の車両なのに必ずしも小田急に直通運転せず、綾瀬と代々木上原を何往復もしている。
また、小田急に直通する車両は小田急の車両が多い。
当時、千代田線への直通運転をしていたのは9000系車両。
この左の小田急9000系のあだなは、ガイコツ。
鉄道車両のあだなは適切なことが多い。
この9000系は地下鉄乗り入れ車両を交代した後しばらく小田急線を走っていたが、廃車になってしまった。
この本厚木、同じ神奈川県でありながら近くて遠い。
横浜駅から相鉄線でおよそ30分で海老名。そこから小田急で二駅。
本厚木からは横浜というより、新宿に出るのだろう。
そんな本厚木ではやきとり。