お通夜のお手伝いをして

葬儀のお手伝いを一年間に3回して、その度にいろいろ考える。
葬儀場へ向かう道の案内をしていたときも、区議の先生は受付をしてお香典を置いて帰っていくだけ。
道の角を曲がるまで、笑いながら談笑し、帰りも楽しく帰る。
昨日もそんな光景を電車の中で見た。
会社のつきあいなど、どうしてもという人でなければ家族葬が圧倒的に増えている。
最後のお別れを家族だけでして、後からお別れ会でもすればいい。
悲しいときに他人に気を遣わなければいけないし、心身ともに疲れ果てる。
お墓を用意したり、遺影を用意すると長生きする、なんてことを言う。
だから、自分が先に逝かない限り必ずやってくるその日のことを考えておくのも悪いことではないはず。
今日のお通夜の故人は66歳で亡くなった。
97歳のお母さんは健在で、仕方はなくても、最後に大きな親不孝をした。
腰の曲がった小さなお母さんがいちばん悲しかった。
銚子の酒蔵で酒粕をたくさん買っていたので、どうしてそんなにたくさん買うか聞くと、おふくろが甘酒が好きだから、毎日のように作るんだと。
スーパーで買う酒粕と全然違うんだよと。

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