ど、毒が…

毒が体に回ってきた。
何の毒が?
テトロドトキシン?
フグ毒なら命はありません。
テトロドトキシンは特定のバクテリアを摂取することで生成されます。
つまり、そのバクテリアがない環境でフグを育てれば無毒なフグができるのです。
反対に、そのバクテリアを取り込んで体内にフグと同じ毒を持つ生物もいます。
スベスベマンジュウガニなど。食べると死にます。
先日は、フグ調理師が自分でさばいたフグの肝臓で中毒になり一時重体になりました。
事情聴取で、フグの種類を間違えた、と言ったそうです。
いったん免許を取り上げた方がいいと思う。
ご存じの通り、フグは種類によって毒の部位が違います。
余談ですが、フグ調理師試験ではもちろん実際のフグをさばきます。
さばいたフグは、無資格の人がさばいたものなので、廃棄処分なのです。
試験は都道府県ごとに違い、東京都は学科と実技。受験料は17900円。
神奈川県は、ふぐ包丁師という名前で同じような試験内容で受験料が15200円。
自分の毒が回ってきた。
特定のストレスというバクテリアから毒が生成されて…
ああ自分の毒で自分が…
ええ毒を持たないと生きていけない弱い生き物ですとも。

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