区議会議員選挙に出た友達がいる。
彼はいま区議ではなく、サラリーマンで3歳の息子のパパである。
ぼくより10歳も年下で浜田省吾と誕生日が同じだったりする。
ぼくは無所属で事務所もなく、車も出さずろくな活動をしなかったからお金はかからなかった。
彼は政党の公認をもらい、選挙の王道を実施した。
ぼくも中央区のためにやりたいことはあったし、本当に真剣だった。
ぼくには次はなさそうだけど、彼も苦しいところだ。
サラリーマンが区議と同じ活動を強いられるのだ。
活動しないと、一部の人間からは勝手なことを言われるし。
落選したらそのときまでの労力が無駄になる、それだけではなかった。
次の選挙までの労力も無駄になってしまうのだ。
経験になるから無駄にはならない、と言う人もいるだろうけど。
いくら活動したって、次の選挙で当選が約束されることなんてない。
選挙はそんなきれいごとでは済まない。