たまにはワインをうちで飲もう、メルローのワインを買ってきた。
有名なカヴェルネソーヴィニオンよりも、フルーティーで軽やかな感じ。
逆に、カヴェルネは渋いし、スパイシーな香りなので、料理には合わせにくい。
コショウの効いたものとか、焼肉のような強い味でないとぼやけてしまう。
ワインの原料であるぶどうの品種は、訓練をすれば半年くらいでもわかるようになるそうだ。
ところが、同じ醸造酒である日本酒は発酵が進んでしまうせいか、お米の品種は非常にわかりにくい。
日本のほぼ全土でお米を作っており、酒造好適米ではないにしても、地元のお米でお酒を造っていることが多い。
ところが、やはり山田錦や美山錦など全国的に有名な酒造好適米の方がただ売れるという理由ではなく、おいしく出来るのか使っている酒蔵が多い。
酒造好適米は一般のお米と違い、獲れる前から先買いしているので、酒蔵は財産基礎がないとやっていけない。
だから酒蔵は地元の名士であり、豊かなはずである。
今や世界の醸造酒を代表する、ワインと日本酒。
ぶどうとお米、こんなに違ってもこんなおいしいお酒ができるのが不思議。