〜力

〜力をつける、という本やセミナーが巷にあふれてる。
自分力、観察力、洞察力、分析力、竹内力(落とさないと気が済まない)…
ビジネスに必要な〜力をつける、何かがおかしいと感じてる。
営業マンが心理学の応用のビジネス戦術を身につけるなどはよくわかる。
例えば、こんなやりとり。
営業マン「それでは全社で導入ということでお願いします。」
担当者「そりゃあ無理だよ。」
営業マン「そうですか、では第二営業部だけ導入ということでお願いします。」
担当者「それならできるかもしれない。」
これは、何とかの法則というやつで、無理な注文でも一度断ると断った方に心理的に負い目を感じる。
そのあとの交渉が有利になるのだ。
応用例
恋愛力のない男(彼女の家の前)「キスしていい?」
愚の骨頂。きみの最終的な目標はそこか。
また、聞いていいのは小田和正だけである。
恋愛力のある男(彼女の家の前)「今日泊まってっていい?」
女「えー無理無理」
男「じゃあキスして帰るよ。」
女「キスくらいなら…。」
思いきりそれた。
〜力って細分化する意味があるのだろうか。
結局はその人の、魅力や実力なんだよ。
あの人は〜はいいけど、〜がだめだなってよくあることで本人もわかってることが多い。
でも直るかな。欠点は誰にでもあってそれが致命的であるかないかの気がする。
見えないからこそ、不安になって何かにすがりたくなるんだよ。
どうしてこんなことを言うかというと、ぼく自身がそうなんだ。
起業しても、新しいビジネスを考えてもなかなかうまくゆかない。
それはぼくの〜力がないから、ではないと思う。
経営センスだったり、単なる能力だったり、人間的な魅力も足りないのかもしれない。
何か本を読んだり、セミナーを受けてその話に一喜一憂したって自分は変わらないよ。
本当に苦しい思いをしないと人は変わらない。
人の言葉を自分の言葉として身につけられる人にならなければ。

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