運転士は死亡

観光バスの運転士が急病になって気を失って、乗客二人がハンドルとブレーキ操作をして事なきを得たニュース。
ラジオのニュースでも、無事だったとアピールしているけれど、運転士は病死。
全員無事、と書いてあったニュースもあった。
会社の発表もあったけれど、本人は残念だったがお客様に何ごともなくよかった、というような薄いコメント。
健康診断でも異常はなかったと。
運転士の死因は大動脈瘤解離。
石原裕次郎もこの病気で手術を受けた。
心臓の近くの大動脈の内側がペロンとはがれて、内部がつまって破れてしまうもの。
破れてしまえば、緊急手術をするものの、助からない確率が高い。
この運転士も、病院に運ばれて5時間後に死亡したらしい。
手術をしたも、助からなかったのだろう。
これらは普通の健康診断などでは見つからない。
会社の健康診断程度で病気がすべて見つかるのなら、10万も20万もかけて人間ドックになど入る必要はないはず。
なによりこの運転士はまだ44歳。家族がいれば、子どもがいればそれほど大きくないだろうに。
みんな助かってよかった、というような報道に疑問を感じたニュースだった。

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