近眼の人はほとんどが乱視でもあることが多い。
様々な原因があるが、角膜が波打っているような状況である乱視である場合、ハードコンタクトレンズを装着すると、レンズと涙で自然とその波打っているところが矯正された状況になる。
水の中で目を開けるとよく見えないが、水中メガネはガラスを通すと見えるようになるのと同じ理屈だ。
ハードコンタクトレンズはその名の通りプラスティックのような高品質な素材でできていて、堅い。
ソフトコンタクトレンズはビニールのような素材で水を含んでいて、ふにゃふにゃしている。
黒目の部分に血管はないので、酸素や必要成分はまばたきなどで白目から供給される。
ハードレンズはまばたきで動くことで、ソフトレンズは水を通して行っている。
ソフトレンズはやわらかいビニールを水につけたのと同じで、乱視はあまり矯正されない。
ところがここ10年くらい前から乱視用使い捨てコンタクト(ソフトレンズ)が販売されて、どのようになっているのか気にはなっていた。
乱視には縦方向と横方向にゆがみがあって、メガネの場合はどちらか矯正するようなレンズになっている。
ますますコンタクトレンズではどのようになっているかわからなかったが、使い捨てソフトコンタクトレンズ乱視用には線が入っていて(もちろん見えない)その目印を上下に装着するようになっている。
もし横向きに入れても、まばたきすることでレンズが動くようになっている。
つまり、縦方向か横方向か人によって乱視の特性が違うので、両方の矯正するレンズがあって、まばたきすることで一定の方向でレンズが止まるようになっている。
レンズの厚みを変えることで、眼の中で回転しているということになる。
要するに、矯正の仕方はメガネのレンズとまったく一緒で、眼の中で一定の方向で止まるようになっていたのだった。
中学生からメガネやコンタクトレンズを購入し、昔はずいぶん高かった。
近眼や遠視ではない人はそのような苦労も出費もなかった。
莫大な額ではないし、いい靴を買うとか、いいスーツを着るようなレベルの範囲内だろう。
歯が悪ければお金がかかるし、死ぬまでどんな医療費がかかるかわからない。