チリでの大地震の影響で津波が日本にやってくることで、日本の太平洋岸全域に津波注意報が発令された。
午前3時に発令されたことで、横浜市も防災行政無線を使って市内中に流れた。
窓が閉まっていても、聞こえることが確認できたのは大切な収穫。
NHKラジオをつけると各地の津波の到達時刻を放送し、なんとなく気持ちが高まってしまう。
寝ようと思うと、外が突然光る。
雷が鳴り始め、完全に眠れなくなった。
昔の人は雷のメカニズムもわからず、さぞかし怖かったに違いないと思いながら、起きることを決意。
ヨーロッパから帰りの空港にいる同級生のfacebookにコメントをして、どうしてこんな早起きなんだと突っ込まれたりして。
テレビをつけると津波に関するニュースをやっており、八戸と石巻の避難所でインタビューを受けた人が繰り返し、繰り返し流れた。
どこかでインタビューを受けたら、よほど注意しないと、何回も何回も自分の映像が全国に流れる失態をおかすことになる。
身振り手振りで話す年輩のご婦人も、これは全国に最低20回流れますよと言えば、答えなかっただろう。
東日本大震災では大津波警報が出されていたが、満足な避難ができず、たくさんの被害者が出てしまった。
被災地の人たちが今回の津波注意報であの日のことを思い出したに違いない。
津波注意報は夕方やっと解除された。