一日乗車券を手に入れてスタート
運賃は210円~250円なので、一度乗り換えれば販売額を上回る。
バスと電車の両方の特徴を持つ路面電車。走っている街では必ず乗りたい。
箱館ハイカラ號がやってきた。
一日三往復程度しか運転されていないので、乗るのは案外難しい。
前回乗ったので今回は乗らない。
終点の谷地頭(やちがしら)
立待岬、谷地頭温泉、市立函館博物館が目的
立待岬
立待岬へは徒歩15分。
歩き出すと、すぐに墓地が展開。
啄木一族の墓
啄木は4ヶ月しか函館に住んでいなかったが、死ぬなら函館でというほど函館や函館の人々を愛していた。27歳の若さで東京で亡くなったが、婦人が遺骨を持って函館に訪れたが、彼女もその三ヶ月後にこの世を去った。愛児と奥さん、両親がこの墓に眠っている。
立待岬、魚を獲ろうと待つところ
アイヌ語のヨコウシ、待ち伏せするところ、立って魚を獲ろうと待っているところを意味する。
蝦夷地を直轄した頃には台場が築かれ、第二次世界大戦中は要塞として市民の立ち入りは禁止された。
市立函館博物館へ
今日は月曜日だった…
谷地頭温泉
気を取り直して、谷地頭温泉へ
平成25年に民営化されたので、市営の文字が消されている。
入浴料は420円と安いが、せっけんやシャンプーも備え付けられていない。
ほとんどが地元のお客さんで、マイお風呂セットを持参しているのでまったく問題がなさそう。
露天風呂もあって、設備は充実している
(函館市公式観光情報より)
食堂もあり、天丼が600円と安くて魅力的だが、この後のお楽しみがあるのでやめておいた。
どうみても東急バスだが、函館バス
函館バスは1957年に東急グループの傘下に入ったので、バスが同じカラーリング。
2003年に函館市や地元企業による資本参加で東急グループを離脱したが、カラーリングはそのままになっている。
宗谷バス(北海道)、越後交通(新潟県)なども同様に東急カラーのバスが走っている。
地元の人も通う回転寿司、まるかつ水産
お店に着いたのが14:30、お店は15時で一旦閉店して、17時にまた開店するらしい。
当然、店内には誰もいない。
目的はこれ。
一番おいしいのは、胆。
魚介類は少しおいた方がおいしくなる場合もあるが、イカも一夜干しがおいしいように、新鮮ではあるものの、旨みが足りない。銀座の高級なお寿司屋にいけすがないのは、必ずしも新鮮だからおいしいわけではない証明。
九州呼子でも活きイカが名物だが、あちらはヤリイカだからまた味わいも違うのだろう。
真イカとヤリイカでは2倍以上の価格差があるのだから仕方がない。
時間もないので、お寿司を2~3皿食べて終わってしまった。
函館市交通局最後の800形
1965年製
棒で「に」だから、棒二森屋という函館のデパートのラッピング。
この後は観光客丸出しで(観光客なのだが)金森倉庫街へ。
相変わらず外国人が多い。
函館空港へは函館駅からも連絡バスがあるが、函館市電の終点湯の川まで行き、路線バスに乗り換えることにした。連絡バスは函館帝産、路線バスは函館バスだった。
だいぶ遅れてバスは到着し、空港団地なる地名なのか特徴を表しているのかいかんともし難い団地の中を経由して、終点の函館空港へ向かう。
いつものように、成田空港行きではなく、羽田空港行きなのがうれしい。
全部で7泊8日の9割仕事のツアーがやっと終わった。