お通しが、キャベツと紅ショウガの浅漬けみたいなもの。
おこのみやきを思い出す味。
ビールは飲まずに、佐賀の日本酒を飲む。
光武純米は純米酒だがお米を50%まで磨いているので、吟醸酒規格だ。慶紋東長純米は、これぞ純米酒というどっしりした味で日本酒の苦手な人には苦手な味だ。天山岩の蔵純米吟醸は吟醸香が強めの純米吟醸らしい味。佐賀の日本酒は九州の日本酒ではいちばんおいしいだろう。
忙しいので仕方がないかもしれないが、一流店では焼きから離れることはないし、炎では焼けないのでこまめに消す。案の定焦げたものも出てきた。
5点盛り合わせは700円(税別)で、まあまあなお値段。塩加減も控えめでおいしかったが、あとで注文したものは塩辛かった。
いちばん右の黒いのは、つなぎといわれるもので、お店によってはしたごころ、こころのこりなどといわれるところで、心臓と肝臓をつないでいる部分。一本つくるのに、4~5羽分必要になるそうだ。脂がのっていておいしい。鶏の脂はくせがない。
お店の名物、レバテキ。前日しめたものらしいので、鮮度はまあまあ。味もまあまあ。それでも一般のお店では食べられない味。
ライオンなどの肉食獣は獲物の内臓から食べる、栄養があるのを本能的に知っているのだろう。チンパンジーはスイカをあたえると、種を取って種からたべるらしい。そんな本能からも、レバーはやっぱりおいしい。
日本酒とやきとりですっかり満足した。イスがよりかかれないので疲れてしまった。1時間くらいでさくっと帰りたいが、やきとりがなかなか出てこない。