雨の予想だが、福泉(ポクチョン)博物館へ行く。
4号線東萊駅からバス。
インバータ制御ではないの古めの車両と、インバータ制御の最新車両があるようだ。
乗るときにカードをタッチ、降りるときにもタッチする。
このバスはマウルバスというもので、地域と地域を結ぶ日本でいうコミュニティバスのようなものなので、基本的には地元の衆のため。アナウンスが韓国語だけで、英語も日本語も流れないので、降りる停留所がいくつめの何という停留所名かわからないと難しい。
入館は無料。特別展、釜山の100年(たぶん)はハングルだけで英語もなかったので、諦めた。
ここは遺跡が発掘された場所で、それを記念して建てられたイメージ。
ご親切に日本語の解説があるが、すべてのものに解説があるわけではない。
特に映像のものは韓国語だけなので意味が全くわからない。
下関考古博物館で朝鮮や中国の影響を受けた土器があるとあったが、こちらにもその記載がある。
記念撮影コーナー
日曜日はスーパーの大半が休みなので困る。
結局、ホテルから釜山へ向かったところで偶然発見。
早めにフェリーターミナルに行く
釜山港出港は21時だが、手続き時間は13~1730とかなり早め。
下関港で帰りの乗船券をもらっていたが、だめで元々、部屋の変更をお願いしてみた。
下関港では、ベットのお部屋でご用意しているのですが…
どうしてもだめですかと食い下がればいけそうだったが、控えておいた。
釜山の女性は優しくあっさり変更してくれた。
ところが、帰りの分として別にとっておいた19400ウォンは一人分ということで(あたりまえだ)38800ウォン請求されて慌てる。なんとか足りたが、足りなければ両替する必要ができてしまった。
国際観光旅客税(海外に行くのは金持ちだから出せ)という意味不明なボッタクリ税金がないので、少し安い。
漢字は日本ではないし韓国なのだろうか。1等なのだがなぜか2等B
韓室という3名部屋に変更してもらった。2名で利用の場合の貸切料金は必要ない。
ベットのお部屋ではないですがいいですかと聞かれ、もちろんいいですと。
しばらくうろうろしたり、席でビールを飲んで待つ。
きれいなところなので、なんの苦もない。乗船は1815からだったか…
コンセントを変換するやつ。どうして日本人が購入できないのか、必要もないが不思議。
お忘れ物保管コーナー
スーツケースは捨てていったんじゃ…
出国の時間になった。荷物検査を受けて、パスポートを検査して問題なく出国すると、下関とは比較にならない免税店。
ジェット船で1時間10分の対馬に行くときも利用できるのだから、その時の方が若い人も多く活気があるのだろう。
免税品の受取コーナーもある
見てるだけ~という人が多い
しばらく待って乗船
ベットの部屋と同じシャワー・トイレつき
おもしろいのは、トイレが真空式。鉄道や飛行機のようにシュージュボ!と吸い込まれていく。まあ、これも船で乗り物だし。
ふとんと救命胴衣。3名定員の部屋なのに、タオル(ぞうきんみたいな使い回し)布団やコーヒー、お茶のティーバックは4名分。
こんな感じの部屋で、くつろぐにはベットの部屋よりいい感じ。
二人ならけっこう広く感じる。ふとんを先にしこうとすると、マットレスが激薄。4枚あるので2枚使おう。そして、敷ふとんの幅の狭いこと。こんな狭いふとん見たことない。
いや、見たことある。棺桶に入れるふとんがこんな大きさだった。
テレビのチャンネルのひとつに、ずっと救命設備の説明をしているビデオがある。大々的な訓練のときの映像もエンドレスで流れている。韓国には苦いフェリー事故があったせいもあるだろう。
タンスに書いてある文字が気になる
出港まで2時間以上あるので、お風呂にも入り外に出る。
お風呂はけっこうぼろく、湯船でお尻をつくとタイルのはがれた破片のようなものがたくさんある。
公式サイトに釜山からの紹介ビデオがあった
船内の散策から
船内を芸術的に演出しているとあって、昔の関釜フェリーの写真などを貼り出している。
行商のおばちゃん、おもにたちの2等船室。昔は週に数回往復していたくらいらしい。こういう慣れた人はさっさと休む。
狂牛病、豚コレラ、鳥インフルエンザすべての肉が対象。牛肉の入ったおにぎりもだめだと書いてあった。実際は検査しないので、持ち込めないこともない(犯罪)
二等船室は昔ながらなので、顔のところのついたてなども何もない。
外に出る
後ろについていたフェリーはニューかめりあ、福岡博多行きだ。
約10800トンなので少し大きい。新しいので向こうのほうが快適そう。
ただ、一隻しかないので、博多を昼に出て釜山に夕方着いて、夜折り返して博多に朝着くダイヤ。関釜フェリーのほうが休める時間が長い。
出港すると甲板に人が出てきた。
釜山港大橋(부산항대교)をくぐる。東海汽船が竹芝桟橋を出てレインボーブリッジをくぐるのとよく似ている。
この雰囲気が味わえるのがフェリーの旅の醍醐味。
部屋に戻って晩酌タイム!