現在AM放送(中波放送)で行われている放送局が、FM放送(超短波放送)を同時に放送することが、全国的に始まっている。
都市型難視聴対策、災害対策、外国波混信対策が主だが、ラジオ離れからせめて聞こえないから聴かないという人たちだけは何とかしようということもある。
AM放送はアンテナから上空に向かって電離層で反射して戻ってくる特性があり、これを繰り返すことで世界に届くこともある。アマチュア無線などはこの特性を利用して、あの程度の無線機で世界中と更新を可能にしている。
一方FM放送は電波の直進性が特徴で、室内にも入ってくることが出来る。ただし障害には弱いので、ビルの影などは受信できないことが多い。高いところから電波を発射した方が有利なので、スカイツリーから発射される。
テレビがアナログ放送されているときに、テレビの1から3チャンネルの音声を聴くことが出来たラジオは、このFM補完放送(ワイドFM)を聴くことが出来る。
関東首都圏を例にすると、在京3社(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)が12月7日に開局することになった。周波数を覚えないといけない。
TBSラジオ…90.5MHz
文化放送…91.6MHz
ニッポン放送…93.0MHz
ラジオ日本…92.4MHz(予定)