横浜線、中央線を経て大月へ。
日本有数の(案内でそう言ってた)山岳鉄道である富士急行は二つの路線からなる。
大月〜富士吉田の大月線、富士吉田〜河口湖の河口湖線、総称して富士急行線と呼ばれる。
会社の鉄道における収入はおよそ5%で、70%は遊園地やゴルフの観光事業である。
富士急ハイランドは有名でも、富士急行がどこを走っているかはみんな知らない。
大月に着くと、昭和50年制作だから5000形(がた)のトーマス号が待っていた。
車内にもトーマスの絵。古くさくてなんかいい感じ。
富士吉田駅手前で、急停車した。踏切で自転車が直前を横断した由(種村直樹風)
中学生はペコペコ頭を下げていた。住所なども聞かれていた感じ。当然だ。
河口湖から来た、富士山登山電車(着席整理券200円)も止まった。
河口湖駅から10分くらい歩くと、河口湖があり、みやげ物店などが並ぶ昭和の風景。
食事処理ってなんだ。
モーターボート、釣り、食堂と、手広くやっている。
観光客はなぜか、ぼくを含めて外国人が多い。
湖畔でビール(第三の)を飲んでいると、日頃の行いが悪いやつが近くにいるのか雨が降ってきた。
濡れながら駅に戻ることにする。昨日は傘を持っていてまったく使わなかったのに。
だいぶ後に出て、少し後に着くフジサン特急に乗る人ばかり。
特急料金300円と、先頭車両だけさらに100円徴収される。
この車両は、元JRのパノラマエキスプレスアルプスという今は亡きジョイフルトレイン。
種車はグリーン車だったので、そこそこの乗り心地なのか。
貧乏人はこちら。
元京王電鉄の誇る名車5000系の払い下げの1000形。
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こちらは残念ながらロングシート。
ドアボタンがつけられていた。もちろん開け閉め両方やってみた。
せめて、一番前に座って行こう。
全面ガラスに反射しないように、運転席の後ろの幕はすべて閉められた。
一駅発車ごと、踏切ごとに鳴らされる警笛もものともせず、大月まで記憶がないくらい寝た。
明日はゆっくり休んで、旅の整理をしよう(要するに仕事)