探偵業はどうだろうと考えて調べたことがある。
必要なのは管轄の警察への届出だけ。おなじみの生活安全課。
銃砲の所持許可でお世話になっている。
法律で義務づけられている何かの帳簿だったか名簿のようなものなどはあるが、資格や免許はない。
尾行や探偵のイロハを教える専門学校も存在するが、現在の探偵業は情報収集がほとんどで、尾行や張り込みは少ないらしい。たとえば浮気調査でも、尾行や張り込みの他に、浮気相手の携帯電話番号を調べたり、そこから住所を突き止めたりするなど、ITや情報を駆使するのがメインらしい。
そうなると、それらの情報を得るツールはどうするか、情報を買うことができるようなのだ。探偵業をはじめて電話帳に載せると、営業電話がかかってくるそうだ。名前から携帯電話番号を調べるとか、住所を調べるなどなど。
そのときは、ためしに自分の携帯電話から自分の名前がわかるか試すそうだ。しばらくすると、電話会社を装って名前を聞いてくるような電話がかかってくれば、その情報屋は大したことがないと見切るらしい。
手品師はネタを買っているし、探偵は情報を買っている。仕事をはじめようとするときに、これが難しいと思うことは共通していることも多いが、わからないものだ。
ちなみに、旅行業のいちばん難しいのは100のうち80が、営業力。面白いツアーを作るよりも、お客さんの獲得がいちばん大切。それには人の魅力も上げないといけない。