遊び人だった祖父の妹はかなりの美人だったらしい。
陸軍大将にほれられてとか、いろんな武勇伝がある。
台湾のお金持ちと結婚して、台湾に住んでいた。
台湾南部の嘉義という街で、新聞社とタクシー会社をやっていたらしい。
まだぼくが小学生になったばかりくらいのときに、千駄ヶ谷に住んでいた。
今思えば、日本と台湾を行ったり来たりしていたのだろう。
そのおばさんは、小学生のぼくにいつもお小遣い一万円くれた。
おこづかいが300円くらいの頃。
新卒の社員が600万円くらいもらうのと同じ計算だ。
そのおばさんの娘はハーフだからか、これまた全員がやたらと美人。
祖父や祖母の葬式に来たときは、立川の田舎ものの親戚の中でまさに掃き溜めに鶴。
そういえば、まだ子供の頃、祖父を訪ねてその娘の誰かがオーヤンフィーフィーの妹を連れてきたこともあった。
6親等ぎりぎりの親族で、せっかく台湾に行くので連絡してから行くことにした。
そう、ビジネスは人脈が命。
百度の営業より、一度の紹介。