先日訪れた国立科学博物館でこんな電話機をみつけた。
NTTで調べてみると…
ピンク電話のページにあったのでピンク電話の後継機なのだろう。
ピンク電話は10円玉を入れてかける公衆電話のようなものだが、このしくみは勘違いしている人が多い。電話機の中にタイマーのようなものがあり、それに従って10円玉が落ちると思っているが、そうではない。
適用回線 | 硬貨収納等信号送出機能を付加した電話回線 (プッシュ回線/ダイヤル回線) |
---|
つまり、電話局から信号が送出されて(もちろん聞こえない)それを受け取ると10円課金されるしくみ。これで電話料が改定されても電話機を調整する必要がない。だから、この電話機を設置する工事には電話局から信号を送ってもらえる回線にする必要がある。毎月の回線使用料に加えて715円の保守料がかかるらしい。
家庭用の一般回線につなぐと、信号が送られてこないので10円でずっと話せる(はず)
おもしろい設定もあった。
課金モード選択機能
3つの課金モードから自由に選んで設定できます。(1)通常の通話料金(標準課金モード)の設定と、お店独自の付加料金((2)自立/(3)割増課金モード)の設定があり、付加料金分はお店のサービス料収入にできます。
ホテルの電話などは館内回線利用料と際して1.5倍くらいの通話料金が設定されていたが、少し高めに設定も可能。なるほど。
今はお店に必ずなくてはならないものでもなくなったが、素人にはわからないところでお金がかかる。