今回の大人の休日倶楽部パスのテーマは、新幹線に全て乗る。
予定通り、ガーラ湯沢(スキー場駅)以外の駅をすべて通ることができた。また、乗ったことがなかった三陸鉄道にも全線乗ることができた。
三陸鉄道は全線を通じて乗ると3,780円で、片道に戻ることはできないが途中下車しながら行かれる乗車券も同額で発売されている。しかし、終点の盛の鉄道はバスに転換されていて1時間以上乗ることになる。本数も少ないので途中で降りるわけにもいかない。そうなると、実質的に三陸鉄道に盛から久慈、またはその反対で戻らずに乗ることは難しくなる。すると片道切符だけで乗車することもできなくなる。また、三陸鉄道に乗りに行くためには前述のバスで盛に行くか、JR釜石線で釜石か、盛岡から非常に接続が悪い山田線、JR八戸線で八戸から久慈に向かうしかない。首都圏からこれらに行くには青春18きっぷの利用では前泊が不可欠で、実質的には新幹線を利用せざるを得ない。
元いすみ鉄道社長の鳥塚氏が、三陸鉄道を応援に行って千数百円(当時は北リアス線と南リアス線で分断)使ってきて、そのためにJR東日本に片道15,000円使うことになって、三陸鉄道を応援するためにJR東日本に多額の費用を使うことになると。そこでパスを利用して、最終日の帰ってくる日は新幹線に乗ればトータルで一日に乗った費用が高くなると。
何をもって得とするか、どの程度得をするかの価値観がまったく違うので一概にはいえないが、乗りすぎても疲れるだけだし、乗った分お金がもらえるわけでもないし、適度に乗った方が楽しい。ただ、移動が前提の旅にすると、ずっと荷物を持ち歩かなければならなくなってしまうのが大きな問題。