京浜東北線のもうすぐ廃車にされてしまう209系の最高速度は110キロ。
これは110キロ出ますよ、という意味ではないのです。
最高速度は法律に従って決まっているのです。
非常ブレーキをかけて600メートル以内で止まれる速度
これが最高速度なのです。
ですから、110キロが最高速度の列車を120キロに変更したいときにするのはブレーキの能力を上げることなのです。
特認(例外)があって、踏切のない湖西線の一部区間と青函トンネル内が140キロ、北越急行の高架区間が1100メートル以内に停車で最高速度が160キロになっています。
そして新幹線も例外です。新幹線にはブレーキ性能の別な基準があります。
京葉線の車両で、車番(クハ205-501など)の前に○がある車両があります。
○クハ205-501のように表記してあります。
これは、最高速度を110キロにするためブレーキ圧力を増圧させた車両なのです。
内房線内と外房線内で110キロで走行するためです。