学生時代(生涯だが)大分出身の彼女が「おふとん着る」と言ったのをはじめて聞いて、着るものじゃないじゃん、と田舎もの扱いしたのだが、久しぶりに思い出して調べてみると全国の方言らしい。
昔は「かいまき」という寝袋のようなもので寝ていて江戸時代後期に今のような掛け布団が普及したそうだ。
だから元々は、布団は着るものだったのだ。
今ではこの表現は九州、京都、なんと北東北あたりで遣われているらしい。
沖縄は「布団を着ける」と言うそうだ。さすが沖縄。
津軽では手袋を履く、と言うらしい。手ではなく前足なのだろうか。
英語を勉強したときに、熟語というのに苦労した。
put off,put in…。putを「置く」なんて覚えるようなら一生英語はできない。
でもきっと日本語の方が難しいのだろうな。
この時期に電気ひざかけ毛布が壊れてくれたのだけれど、ひざ掛けも着るのかな。
津軽では、ミット履けよ!って言うのかな。
標準語だと、手袋はする?はめるかな。
軍手履く、なんかおかしい。軍足というのもあるの知ってる?
その彼女がある日、「自転車なおしておいた」と言った。
どこか壊れたの?
しまっておく、片付けるというのがなおすらしい。
「部屋をなおしなさい!」「オートバイなおしなさい!」「ノートパソコンなおしておいて」
器用な人たちだ。
カレー(ライス)とカレイ(魚)のイントネーションがまったく反対だったし。
ぼくはメッセンジャーとして正しい日本語を遣おう。(MSNとかYahooって言うな)