シナプス形成

ニューロンという1本の神経単位どうしは実はつながっていなくて、20nm(ナノメートル)くらいのすき間が空いている。
(1000ナノメートル=1マイクロメートル、1000マイクロメートル=1ミリメートル)
そのすき間をシナプスといい、化学物質が分泌されて伝達する。
つまり、線と線に少しすき間があって線から化学物質が分泌されて、次の線に伝わる。
条件反射というのがある。パブロフの犬が有名だ。
ベルを聞く→エサが来る→よだれが出る
これを繰り返すうちに新しい近道であるシナプスが形成される。
ベルを聞く→よだれが出る、今まで遠回りしていたものが近道するようになるのだ。
この神経伝達のしくみがわかると、いろいろなことがわかる。
フグ毒のテトロドトキシンは、神経伝達の邪魔をする。
心臓や脳は神経によってつながっている。だから心臓も止まるし、呼吸もできなくなる。
うつ病は本来落ち込んだり、悲しいときなどに出る神経伝達物質が勝手に出てしまう。
勉強したり、経験してたくさんシナプスを形成しないといけない。
頭を良くするということはそういうことなんだ。

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