今日の陶芸はタタラを利用した作品作り。
タタラ、という板状の粘土を何枚も切って作る。
粘土の両わきに物さしのようなタタラ板を重ねたものを置いて、糸でスライドさせて切る。
板を一枚ずつ減らせば、同じ厚さのタタラができるという仕組み。
それを、お皿などに切るとこんな感じ。
最終的にこうなる。
今日は先生の手はほとんど入っていないので(一枚だけちょっと入った)ほとんどオリジナル。
タタラって何だろう。
タタラとは、もともと鞴(ふいご)のこと。
スコスコ足で踏んで、製鉄の時に空気を送っていた。
ふいご
これがタタラだったが、この製鉄技法そのものがタタラ作りになり、そのうち工場自体もタタラと呼ばれるようになった。
瓦(かわら)を作るときに、土を足で踏んでいたが、それが鞴(ふいご)つまりタタラを踏んでいたのと似ていた。
瓦もかたまりの粘土をスライスして作ったことから、いまの陶芸が板状のものをタタラとよぶようになったの語源のようだ。
来週は釉薬(ゆうやく=うわぐすり)を塗る。
これで作品が大きく変わるらしい。
不出来な作品を芸術に引き上げるのも、不出来に拍車をかけるのも来週。
処女作のぐいのみの引き取り手も決まったので、精魂込めてやってみよう。
素敵な先生や仲間たちとも巡り会えたことにありがとう。
♪さわやかに 恋をして さわやかに傷ついてさわやかに泣こう
いつも心に青空を… 誰か止めて