広尾のフォトギャラリーで行われている、古賀絵里子展「一山」でトークショーが行われた。
高野山を一大テーマとして、部屋まで借りて、3年間通い続けた集大成がそこにあった。
絞りを開放した方がいいだの、シャッター速度がどうだの、順光だの逆光だのそれはテクニックのことで、勉強すれば誰にでも身につく。
そこから先は芸術家として、その人の感じ方だと思う。
感じられるから表現できる、そこに気持ちがなければ何も生まれない。
何枚も何枚も撮影してやっと写真展が開かれるまでになった。
ぼくも2週間のヨーロッパ旅行で1800枚も撮影してきても、Webサイトや旅行記に載せる写真はおそらく50枚程度。
3割くらいがピンぼけや意味のないアングルで、二度と見ることはない。
あなたの自信作を何枚かください、と言われたところで自信を持って渡せる写真などさらに少ない。
写真展は今月30日まで。
今度は古賀絵里子さんに会いに行くのではなくて、写真だけを見に行ってみよう。
ご両親までお会いできて感激