学童保育とは、学校が終わってからも学校にいることができる。
帰宅しても親が不在であるなどで、いわゆる子供たちの居場所を提供する制度である。
2006年頃より国も本格的に動き出し、全国の公立小学校で実施するようになった。
平成19年度予算概案によるとこのような感じである。
子どもの居場所「プレディ」の拡大92,657千円(9265万円)
子どもを健全に育成するため、学校施設を活用して、安全で安心して過ごせる「子どもの居場所」を、新たに京橋築地小学校および月島第一小学校において開設する。
*対象 当該小学校の全児童(登録制)
*日時 月曜〜金曜 放課後〜午後5時
学校休業日(日曜・祝日・年末年始を除く) 午前9時〜午後5時
特別な事情がある場合は、午後6時までとする。
*既開設校 京橋地域 明石小学校
日本橋地域 有馬小学校
月島地域 月島第三小学校 豊海小学校
中央区内16の小学校のうち、実施校が6校。
午後5時まで、特別な事情(恒常的ではいけないのだろうか)でも午後6時まで。
これで仕事を持つ親が任せられるのだろうか。
国のモデルプランでは、さまざまな試みが載せられおおむね夜7時までになっている。
いつも中央区はみんながやるから仕方ないからやる、といった感がぬぐえない。
大した特徴もなく、慎重なのかもしれないが先駆的なものは見られない。
いまや塾の必要性は学校も認めているのだから、いっそのこと学校内で塾の授業をすることを考えてもよいのではないだろうか。補習的なものでもよいし、理科教育のようなふだんの学校教育で足りないものを補う形にしてもよいと思う。
いずれにしてもこの学童保育はもっと拡充させるべきであるし、中央区が全国のモデルになるくらいのつもりで力を入れてもいいことである。