テロ特措法って何だろう。
正式名称は覚えられないくらい長い。
平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法
このテロ特措法は2年間の期限があり、その期限が11月1日だった。
延長しようとする自民党と、反対の民主党。
衆議院は自民党、参議院は民主党が過半数を占めているため審議に時間がかかり延長前に期限が来てしまった。
テロ特措法とは、アメリカのアフガン侵攻のために自衛隊が燃料補給艦に乗って協力しよう、ということ。
本来自衛隊は国内で、攻撃を受けてあるいは侵攻に対しての自衛しかできない。
問題は、この補給艦がどこでどれだけ補給したかは明らかにされないので、イラクに対する作戦に流用されたのではないかという疑念があること。
加えて、結局はアメリカの報復戦争を支援しているのではないか、自衛隊の9条の問題などから野党が反対している。
ごく簡単にいえば、本当に支援する必要があるのかどうか、ということ。
通常国会の会期が延長され、衆議院で3分の2以上の賛成が得られて衆議院の優越により可決される。
その前後に衆議院が解散するかもしれない。
衆議院の解散は、誰が決めるの?
意外にも何となく決まる。
正確には日本国憲法7条および69条によって決まるが、それはまた解散が近づいたらにしよう。
テロ特措法に賛成か反対か、自民党の言い分と共産党の言い分を聞くと両極端でわかりやすい。