鯛の顔がよく安く売られている。
煮込むのが一般的だが、塩焼きでもおいしい。
塩焼きにしたものをほぐしてごはんに和えて鯛飯にしてもとてもおいしい。
身そのものは切り身よりおいしいので当然だ。
横浜そごうの閉店は20時だが、19時を過ぎると魚売り場に行くのが楽しくなる。
本当に安くなるのは19時45分くらいからだが、それまでになくなってしまうこともある。
見つけた瞬間取る。
三重県産天然真鯛。498円でもやすいのに、半額。
大きさが普通ではない。
比較にインド10ルピー硬貨を置いてみた。
インドルピーはちょうど500円玉と同じくらいの大きさ。
ちょうどフライパンに入ったのでちょうどよかった。
煮魚は煮汁が煮え立ってから入れるというの定説だが、プロの世界にはいろいろあって、酒には臭みを消す作用があるので入れてから火にかけた方がよいとも言われている。
というわけで、酒、しょうゆ、砂糖、水少しに鯛を入れて火にかける。
薄味で仕上げたが、最高においしかった。
骨の部分は吸い物にして、残った身はそぼろ風にした。
鯛はやはり魚の王様の気がする。