いまひとつ忘れてしまうホルモンメニューをもういちど復習してみる。
わかりづらいのがこれ。
焼き上がると、手前は平べったく、奥は大きな脂というかコラーゲンの塊が残る。
奥が小腸で、ヒモ、マルチョウ、コプチャン(韓国語)と言われて、腸をひっくり返して輪切りにしてあるのが普通。そうすることで、脂が内側に入る。
消化器だから当然内容物もあるわけで、かなりよく洗う。
韓国ではこのとき合成洗剤が使われると報道されて、問題になったことがある。
日本より安く食べられるわけではないので、食べに行くのをやめた。
手前は大腸で、テッチャン(韓国語)、シマチョウといわれる。名前の通りしまがある。
マルチョウはどちらかというとブヨっとした食感で、脂たっぷり。シマチョウは脂がありながら、少しコリッとさっぱり。
さらに、牛には4つ胃があり、第一胃からミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ。
ミノは比較的サッパリしていて独特な食感で、柔らかいイカみたい。
ミノステーキ
ホルモンが嫌いでも食べられそうなくらい。
ハチノス、センマイは茹でてポン酢などで食べる。鶏皮ポン酢とかふぐの皮のような食感と位置づけ。
ハチノスはイタリア料理ではトリッパのトマト煮で有名。長く煮込んだり、下ごしらえが大変。
ギアラはミノのように白く、肉厚でさっぱりしている。
ハツのカルパッチョなるものを食べた。ごま油で塩味だし、レバ刺しのハツ火が通ったみたいな感じ。
ハツもさっぱりしている。豚のモツと牛モツは味が違うけれど、ハツはかなり似ている気がする。
塩だれ味もさっぱりしていいが、味噌だれで赤ワインを飲むのもおいしい。
ホルモンは安くておいしい。手に入ればうちでも食べたいくらい。