いすみ鉄道の再生に尽力した公募社長の先駆けである、鳥塚氏が今年6月に退任していた。
これで全国のローカル線公募社長は何人残っているのだろうか。
ローカル線は立地の悪いところで、どうやって商売をしていこうかというのと同じで、こうすればいいという簡単な答えはない。そもそも人口が少ないので、みんなが意味もなく乗れば残せるだろうが、必要な時に乗るだけでは廃線になってしまう。
いすみ鉄道のように大都市圏から日帰り範囲であれば鉄道ファンなどを呼び込むこともできるが、地方になるとそれもままならない。
そもそも黒字を維持するということが不可能なのかもしれない。
若桜鉄道の件からことあるごとにいろいろ考えているが、やはり得策は思い浮かばない。